2011年1月30日日曜日

「旅」 かせ散歩 Dayton, Ohio 編 デイトン・オハイオ州

さて今回、紹介するのはオハイオ州の西部にあるデイトンです。


ま、まず...なぜこんなところを訪れたのかと言うと、5月にニューヨーク・メッツ対シンシナティー・レッズの野球観戦ツアーに2泊2日で行ったんですが、野球観戦とシンシナティー観光を1日で終えてしまった為、時間が空いてしまったのでシンシナティーから車で1時間ほどのところにあるデイトンを観光することにしました。

ちなみにシンシナティー野球観戦と観光の記事はミクシーのほうで読んでくださいな。
 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1499187775&owner_id=1518345


で、まず最初に向かったのはおそらく誰もが知ってるとおもう「ライト兄弟の家」です。そ、そうあの世界初の飛行機の発明をしたライト兄弟が生まれ育った場所がこのデイトンなんです。(実は僕もそこに行くまではまったく知りませんでした。)

ということで、とりあえずシンシナティーから右も左も分からないのでGPSを頼りに車を1時間走らせ、「ライト兄弟の家」に向かいました。そして普通の一軒家が立ち並ぶ住宅街っぽい所にその場所がありました...

 お、おい...ちょっと待て。これは家じゃなくて跡地じゃないかっ。こんな空き地を見に1時間運転してきたわけじゃないつぅーの。思ってたんと違うっ~!

 あ、一応、バルコニーと観光客のための看板(?)がいくつかありました。しかし「ライト兄弟の家...の跡地」を観光してたのは僕一人。人も隣の家で芝刈りをしてたオッサンが一人いるだけでした。

「デイトン観光、終わったな...」って肩を下ろしてグッタリしてたら...じつは歩いてすぐ近くのところに ライト兄弟が経営してた「The Wright Cycle Co」があることを発見。とりあえずそちらのほうに歩いて行ってみました。

お~、ほとんど復元されてて新しい建物にしか見えませんが、建物の形は昔のままだそうです。

しかも目の前にミュージアムまであるじゃないですか。さっそく入ってみてデイトンの情報収集です。

で、調べてみるとこのデイトンには飛行機系に関する観光スポットが離れたところに点々とあり、足や車を使って移動しながら回らないといけないらしいです。さすがライト兄弟を生んだ町...観光のしかたのスケールが違います。

しかしその日の夜に飛行機でNYに帰らなきゃいけなかったため、色々な場所を点々と回るのには時間がないのでまずは 世界でも珍しいパラシュート・ミュージアムを見てみました。

ちょっと興味津々ではあったのですが...ミュージアムの大きさはちょっと大きめな部屋だけ。おいおい、もうちょっと展示するモノあるだろ...

これまたガックリきたので...次はライト兄弟が経営してた工場。

げっ、これまた工場の跡地だけ。建物の入り口の部分だけ復元されてます。おいっ。

で、もうここでの観光は諦めて次の場所に車で移動することにしました。でもその前にこの地域をよく見てみると...
こんなんやら...

こんなのとか...

これとか...


って、このような廃墟がいたるところにあります。実はこのデイトンは一昔前までは工業都市として結構栄えてた町だったんですが、1960年代をピークに工業産業が低下して都市の人口が減っていったため、今では全米平均の2倍以上の犯罪都市になってるらしいです。お~、怖っ。何も知らないで行って、人っ子一人見あたらないからどんな町かと思えば、実は危ないところだったんですね。

で、次に向かったのは「ライト兄弟の家の跡地」から車で20分ぐらいのところにある「National Museum United States Air Force」です。

 お~、これはデカイです。元々飛行場だったところをミュージアムにしてるのでかなり敷地を使ってます。なんだ...最初っからこっちで来ればよかった。


ミュージアムは飛行機の格納庫ハンガー(?)のようなモノが6個。こりゃ超デカイ。こんな大きいミュージアムは初めてです。

ミュージアムの外にある飛行機の滑走路にも昔の飛行機などが並んでいます。
で、ミュージアムの中に入ってみると...

おおっ~~~!!ミュージアムの中も超広いっ!この飛行機が沢山並んでる格納庫が5コも6コもあるなんて信じられません。こりゃ真面目に見て回ったら1日じゃ全然足りませんね~。

でも実はこの時点で帰りの飛行機の時間まであと2時間。飛行場までの移動時間を考えても、ここにいられるのは45分程度...これは全部を見て回るだけでも走るしかないっ。で、マジ、ミュージアム内を走りました。

 ライト兄弟の飛行機の復元のモデルとか。

第1次世界大戦で使われてた飛行機が吊るされてたり...

第2次世界大戦のゼロ戦もありました。アメリカ軍の戦闘機の翼の下に展示されてるなんて...やはり日本人が作るモノは昔からコンパクトで高性能ですね。

こちらはF22 Raptor。これは速そうですな~。

これがレーダーに映らないと言われてるStealth機ですね。本物見るとカッコいい~。

で、こっちが最新版のStealth機なのかな。でもこんなの展示していいですかね?僕がスパイだったら情報盗みまくりますよ。

ロケットなんかもありました。ロケットなんぞ興味はまったくないんですが、近くでも見るとやっぱりカッコいいです。

ってな感じで、最後はバタバタした状態での観光になってしまいましたが、ミュージアムは予想以上に見てて楽しかったです。でもこれだけの為に再びデイトンを訪問をするかというと...それはちょっと有り得ませんが、もし将来またデイトン近辺に行くことがあればこの次はもっと時間をかけてみて回りたいと思います。


 ちなみに帰りの飛行機には出発時間の30分前にギリギリセーフで何とか間に合いました。 ミュージアムであれだけの数の飛行機を見たのに...自分が乗る飛行機に遅れたらシャレになりませんからね。で、帰りの飛行機はこれ...






「プ、プロペラ機かよっ...」


飛行機三昧だったデイトン観光の1日は...人生初のプロペラ機で幕を閉じました。

2011年1月27日木曜日

「食」 Katsuno Restaurant

いや~、もう雪かきはムリです。今回の雪のあまりにも積りすぎて、雪かきなんてやってられません。自分の車は雪に埋もれたままですけど、とりあえず家の前だけでもやっておけばいいでしょう...


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ま、雪のことはどうでもいいんですが...今回、紹介するのは僕の地元のForest Hillsにある隠れ家的存在のJapanese Restaurantの「かつの」です。僕が住んでるクイーンズには数多くの怪しいJapanese Restaurantがありますが、この「かつの」はちゃんとした日本人シェフ・オーナーが経営してるレストランなので前から「行ってみたいっ」って思ってたんです。

しかし「かつの」はよくNYの日系新聞にも「かつの」の宣伝広告が載せられてるのにもかかわらず、あまりにも辺鄙なところにあるために地元の僕でさえいまいちレストランの存在に気が付かなかったですよね。とりあえず場所を確認するために行き方をチェックしてみると「最寄の駅71st・Continental Aveから徒歩20分...」

「遠っ!」

駅から歩いて20分ってなんすか?誰がそんな歩いて行くんですかっ?!ま、同じForest Hillsの地元とは行っても、家からでも歩いて15分ぐらいあるので車で行ってみました。


 いや~、ありました、ありました。実は今までレストランの前はしょっちゅう通ってるんですけど、外から見るとなんのお店か分からなかったので気がつきませんでした。もうちょっとレストランの外見をどうにかしましょうよ。

実はこの「かつの」がある道のMetropolitan Aveにはこう言った誰も知らないような隠れ家的なレストランがいくつもあるんですが...場所があまりにも辺鄙すぎて、ほとんどのレストランが誰にも知られないままなんです...経営大丈夫か?

とりあえず中に入ってみると小さいスシ・カウンター(しかも寿司ネタが入ってないし)にテーブルが6個とこじんまりとしたお店でした。働いてる人もウェィトレスのお姉さんが一人にキッチンで働いてるおじさんの合計二人...どう見ても流行ってるようには見えません。

でも食べ物はおいしいと言う噂なよく聞いてたので、とりあえず色々オーダーしてみてみることに...

「。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

 しかしなかなか料理が出てきませんね。客は僕を入れて3組しかいないのに...やっぱりシェフらしき人が一人しかいないと食べ物になかなかあり付けません。

 やっと来ました。まずはAppetizerの定番「あげ出し豆腐」です。う、うまい...客を待たせるだけあってしっかり作られてます。ツユは普通より濃い目ですが、濃いのが好きな人にはタマりません。

 次に出てきたのは「鳥の塩焼き」。ううぅ~、これもウマイっ。焼き加減といい、塩加減といい...僕がとっても好きな感じです。ぐ~っ。

 で、メインはビーフかつとデミグラ・ソース」。こ、これは...肉柔らけェ~。ウマイっす。デミグラ・ソースはちょっとまた濃い目ですけど、お肉とマッチしてていいじゃないでしょうか。あ、ちょっと豚カツ的な感じに仕上がってます。


で、初めて「かつの」に行って思った感想は...料理は意外とちゃんと作られてるので合格点。レストランはけして流行ってませんが、このローカル的な雰囲気が好きだったらいいじゃないでしょうか。ただひとつ問題なのは...このチンケなForest Hillsの片隅にあるレストランでありながら、料理の値段がマンハッタン・プライスなのはちょっといただけません...場所が場所なだけにもうちょっと安くしてくれないとちょっと行きづらいですね。

Katsuno Restaurant
103-01 Metropolitan Ave
Forest Hills, NY 11375

2011年1月24日月曜日

「食」 やぐらの札幌味噌ラーメン

しかし寒いっす。今日の気温は1日中20Fぐらいしかなかったってことは...マイナス7℃ぐらいか。お~、さぶさぶ。でもこの寒さのせいで家に引きこもってばっかりの状態ではつまらないし、家でご飯も食べなきゃいかん。自分で作った料理はマズいしな~...って事で外に食べにいきましょうや。

やっぱりこの寒さだったらラーメン系がだと身体が温まるのでいいでしょう。ということで...野球チームメイトの情報を元に「やぐら」の新メニューの札幌味噌ラーメンを食べてきました。なんやらこのラーメンは週刊NY生活でも記事に取り上げられたみたいです。

 おお~、お店の前にはちゃんと「ラーメン始めました」って書いてる看板もありました。でも「やぐら」っていうと安い食べ物っていうイメージしかないんですけど...ラーメンはどんなモンなんでしょ。

 おお、「札幌味噌ラーメン」は見た目はシンプルですけどいい感じです。トッピングはチャーシュー、半熟卵、コーン、モヤシ、緑のやつ(ねぎ?)です。これで値段は$7.49。


で、味のほうはと言いますと...「う、うまいっ」


 って、正直今まであまり「味噌ラーメン」は好んで食べなかったのであまり他と比べることができないんですけど...おそらくこれはオーソドックスだけど美味しい「味噌ラーメン」だと思います。これだったら普通のラーメン店としてでもやっていける味なんじゃないでしょうか。僕が今まで食べたラーメンの中でも結構上位のほうですね。

ちなみにこの「札幌味噌ラーメン」のほかにも「札幌醤油ラーメン」もあるんですが...さすがにラーメン2杯はキツイのでそっちは次回チャレンジしてみます。ま、正直、舌にはまったく自信がない僕なんで...皆さん、自分で食べに行って味を確かめてくださいっ。

Yagura Japanese Market
24 E. 41st Street
(between 5th & Madison)
New York, NY 10017

2011年1月23日日曜日

「食」 Yoshinoya in New York 吉野屋

最近観ている日本のDVD番組で、とても美味しそうな「吉野屋の牛丼」が頻繁に出てきます。それを見ていると、「日本の牛丼が食べたい!」という気分になってしまいます。数年前までは、ニューヨークにもいくつか「吉野屋」の店舗があったと思いますが、現在は42丁目にある1店舗のみになってしまいました。観光客が多い場所にあるので、なかなか行く機会がなかったのですが、たまたまその辺に用事があったので、久しぶりに「Yoshinoya」に行ってきました。


ああ、ありました! 42丁目のポート・オーソリティ・バス・ターミナルから歩いて25歩ほどでした。かつてはこの地域はピンク産業が盛んだったため、夜歩くのは危険な場所でしたが、現在は治安も改善され、42丁目は見違えるように変わり、観光客たちで賑わっていますね。しかし、店舗の看板のライトが半分消えているのはちょっと心配ですね。営業は大丈夫なのでしょうか?


店内に入ってみると、一般的なファストフード店の雰囲気で、日本の「吉野屋」とは雰囲気が異なります。客層については、日本人らしき人は見かけず、観光客の姿も外にいないようです。その代わり、何だか貧しい人たちばかりが店内にいる印象ですね。


私が注文したのは、$7.49の「チキン&ビーフコンボボウル」でした。日本の吉野家のように安くはありませんね。肝心の牛丼の味についてですが、まあ、日本の吉野家に近い味で、なかなか美味しかったです。(おそらくですが)チキンの方は、「チキン照り焼き」のような味で、普通に美味しかったです。この味で日本のように値段が安ければ最高なのですが、この価格帯には仕方がないでしょうね。

まあ、この店舗は立地を考えると、この価格帯が妥当なのかもしれません。それに、味自体は悪くないので、満足しています。問題は...というところですね。



  そして、サイドメニューで「味噌汁」を注文しましたが、見た目がグロテスクで、インスタント的な味噌汁とはいえ、ちょっと飲むのに勇気がいりました。また、他にも「寿司ロール」や「ローメン」、「炒飯」など、少し不味そうなメニューがズラリと並んでいました。このへんは日本の「吉野家」とはちょっと違うですね。

まあ、とにかく「Yoshinoya」の牛丼自体は悪くないと思うので、近所に行く際には騙されたと思って、ぜひ一度試してみてください。


Yoshinoya
255 W. 42nd Street
New York, NY 10036
212-703-9940

2011年1月22日土曜日

2011-01-21-New York International Motorcycle Show


今年も待ちにまった「New York International Motorcycle Show」がNYのJavits Centerにやってきました。しかし毎年思うんですけど...NYではこの時期は雪も積ってて外は寒すぎてバイクになんて乗れないって言うのに、何で毎年この時期にバイク・ショーなんてやってるのか疑問です。NYでは数が少ないバイク人口への嫌がらせとしか思えない。ま、文句を言ってもしょうがないのでとりあえず中に入ってみます。


で、とりあえずJavits Centerの中に入っていきなり思ったんですが...




「きゃ、キャンギャルがまったく見当たらない...!?」



 おいおい...ウソだろ。一体何のためにこのクソ寒い中、金まで払って来てるんだと思ってんだよ。これじゃ楽しみが半減じゃねーかよ。カメラ2台持ってきちゃったよ。半分でもいいから金返してくれっ。

って、最初から文句を言いっぱなしでもしょうがないのでとりあえずお目当てのバイクを見てみよう。

これだ、これっ。TriumphのBonnevilleってやつです。最近、こういうスタンダード的なバイクを見ることが少なくなって あまり見なくなってきてるんですけど、僕はこういうのが大好きなんです。値段も$7699で悪くないですね~。

これはホンダの...なんだこりゃ。知らんモデルだけどこっち値段もたしか$7000台。色もいい感じですね~。ホレてまうやろ~っ。

デビットさんのバイクには正直あまり興味はなかったんですけど、これだったら結構イケるかも。

で、リアルに今買えそうなバイクだったらSuzukiのTU250Xかな。(買いません、買いません) 250CCですが値段は$4000を切る安さ。ん~、悩みます。

こんなのも一瞬いいんじゃないなんて思いましたが...こんなのバイクの意味ねぇ~。






これなんてもうパイクって呼べないし...もうこんなのに乗る意味が分かりません。


 で、いろんなバイクに座ってみて一番しっくりとしたのがKawasakiのNinja 250。ん~、やっぱり背があまり大きくないとデカいバイクよりもこういう小さいほうが体にフィットするんでしょうかね。こんなバッタモン・スポーツバイクなんてイヤなんですど...



ってな感じで今回のバイク・ショーではバイクを眺めたり座ったりして2時間ほど満喫することができました。しかしバイク・ショー自体はかなりしょぼいのでバイクに興味がある人以外にはちょっとお勧めできませんね。一応明日までバイク・ショーはJavits Centerでやってるので時間を持て余してるしてる人は是非行ってみてください。

2011年1月20日木曜日

2011-01-16-Ski @ Belleayre Mountain

この冬、ニューヨークは初雪でいきなり大雪で早くもパニック状態。で、雪が溶けかけたと思ったらまた雪が降り、再びパニック状態...気温もなかなか上がらず積った雪がそのままの状態でとっても面倒な日々を過ごしてます...がっ、僕の中では激しいスキー・モード。やっぱり冬は雪を楽しむしかないっしょ。

...ってことで野球チームメイト(せい*さん、あ*さん、し*さん)と一緒に今年初となるスキーに行ってきました~(って僕はスキーじゃなくてスキーボードなんですけどね)。向かった先はマンハッタンから車で約2時間半のところにあるCatskill RegionのBellearye Mountainです。(http://www.belleayre.com/)このスキー場は意外とマンハッタンから近いところにあるのですが、NYの近場専門スキーヤーとして有名な僕でも行ったことがなかったのでずっと行きたかったスキー場なんです。



スキー場がオープンする1時間前に到着。ちょっと写真じゃよく伝わりませんが外は吹雪いてました。


とりあえず早くついてしまったのでまずは洒落た感じの暖炉の前暖まってます。で、暖まってる間に思ったんですが...ここのロッジってちょっと小っちゃくね?で、やはり予感は的中...スキー場がオープンして人が入り始めたら、ロッジの中は人ごみでうじゃうじゃ...まったく休むスペースなどありません。ま、ロッジのことは置いといて...と。



スキーをやり始めたら楽しいのなんてぇの...いや~、やっぱりスキーは気持ちいいですね~。このBelleayre Mountainは最近のスキー場には珍しく...スノーボーダーが少ないっ。これって最高です。スロープにもスキーヤーが好むモーグルがいくつもあって超楽しいっす。モーグルの練習をするにはもってこいのスキー場ですね。



ま、とりあえずこの冬初めてのスキーはとってもよかったです。Belleayre Mountainの採点は...「85点」。ロッジさえもうちょっと大きかったらもっと高い点をあげてもよかったんですけど、ニューヨーク近辺のスキー場としては良いほうなんじゃないでしょうか。